最終更新 2000/01/03
Third Stage
「Tokyo Atafter」
山の手事情社
猫ニャーと遊劇体で、水着の連続。目の保養になったかどうかはともかく、7月は服
を着てないのが多いです。
劇場に向かう前に江角マキコの「独身生活」の録画を見て、結構強烈だったのが猫ニャー
楽しめなかった原因の一つかもしれない。プレッシャーの描きかたが重い。深津絵里の
「彼女たちの時代」も、いまいち暗い時代に育ってしまった20代中盤の世代の醒めた
意識がきついけど、こちらは明るい展望も望めなくはない。
Sky Theater Project
この日はのんきに演劇を見てるような状況ではなかったのですが、今残せる物がなにか
といわれると、この演劇感想くらいだから。上記2本はどちらも女の子達が一升瓶で日
本酒を飲む場面があったのですが、瓜南瓜が「日本海」、不正規隊が「久保田」でした。
演劇部のページ
ミスタースリムカンパニー
キャスターウエストエンドシアター
中田氏のページ
BQMAP
この真夏に1日3本はきつい。当初はひさびさロフトアンドシアターとか行こうと思
っていたんだけど、情報誌に載ってない公演が千本桜でやってて予定変更。昨日BQMAP
の当日券が無かったら行こうと思っていたジュリエットまでいってしまいました。脱水。
zinjanthropusboisei
追加説明。退職した教授が自宅の改築資金を作るために
漫画家に部屋を貸すことにしたのだが、騒々しい連中が来るので断ろうとしたが、
なんやかんやで居着かれてしまい、しかも漫画家の一家でハイジャック犯が密帰国
してくるという問題がまきおこり、教授のいらいらは頂点に達する。まあ一種の
家族愛ものです。
訂正。幕府につくかじゃなくて官軍(薩長)につくか
ですね。それと幕府は主戦派と開国派にわかれて、その混乱が諸藩にも抗争をひ
きおこしていたといわないと訳がわかんないですね。人それぞれの"TRUTH"という
描きかたが感動というほどでもないけど良かったです。
キャラメルボックス
帰省中に蜷川版の先行予約をしようと思ったら、実家の電話はパルス式(プッシュ
ホン予約できない)。公衆電話で汗だくになりながら、ボタンを押すしかない緑電
話と格闘。
番外:8月20日 Reading Session Vol.10 イーストギャラリー 1000円 ミュージカル座
8/24放送の救急ハート治療室はなかなかいい内容でした。音楽家の父親と耳の聞こ
えない娘の、きづな復活という内容ですが、長谷川初範がゲストキャストとは思え
ない味のある演技で、娘役の女の子も音楽を憎み、衝突しながら理解へ至るのがと
てもうまかったです。泣けてしまいました。
9月1日、免許更新にかこつけ休みをとったついでに、
「アルナーチャラム・踊るスーパースター」を見てきました。笑えるけど、踊る
マハラジャに比べると、シビアで複雑です。初めてインド映画を見る人には、まず
カルチャーショックで大変かも。慣れてる人でも、もりだくさんの内容には驚くと
思います。スーパースター、ラジニカーントやお相手の2人の女性以外のキャスト
に渋い人が多いのはなんとなく寒さを感じる原因かも。 G.O.A
1mg
MUSCLE DOCKING
流山児事務所
9月23日、
前夜、急に放浪記を見ようかという気になり朝から日比谷へ。しかし売り切れと
のことで、映画「Little Voice」を見る。これも午前なのに混んでて最前列の端
に座る。元々ミュージカル作品ということで、1970年代?のイギリスが舞台。夫
が死んで休業中のレコード店は、おしゃべりな母親と無口な娘が暮らしている。
母親の飲み友達の芸能マネージャが、1人で部屋にこもって歌っている娘の歌に
聞き惚れ、歌手として売り出すためにがんばるのだが。。。 Dream Rain
ひさしぶりに1日3本をやってしまった。
07月03日 YAYOI THEATER MOVEMENT 「KUROZUKA-月の幻想」 TYハーバーシアター 4000円
能面をつけたパントマイムです。完全に無言というわけではなく、意味不明なことを
かなりしゃべります。ストーリーは男に捨てられた女が般若となって男を殺しにいく
ものです。やってる方が大変なのはわかりますが、ストーリーが把握しきれないもど
かしさや、かなり演出に工夫があるものの1時間半のゆっくりした展開など、ダンス
に飢えてる人でないと、まるまる満足とはいかなかったのでは。主宰の平野弥生が
ブルガリアから持ち帰った作品のようですが、役者兼黒子の使い方など、この前の
「羅生門」に通じるところがあります。
07月03日 大風呂敷 「学費値上げ物語」 アール・ヴィゴ 1800円
大雨でもあり、半分位の入りでした。見た目がやくざな、私大総長の所に学生の代表
が学費値上げ反対を言いにやってきた。第2文学部の女学生なのだが、奨学金をもら
えなかった事から衝動的に行動に出たので、闘争と言っても理論的裏付けがあるわけ
でなく漫才のようなやりとりになる。居合わせた第2文学部長に事態の収拾をさせよ
うとするが、この男、自分で解決する能力がないので、怒った総長は第2文学部の学
費を1000万円にするといいだし。。。。
そこそこうまく書かれた本で、そこそこ芝居をみせることができる役者が集まってい
るので、そこそこ面白いのですが、いやかなり面白いレベルだと思うけど、他とはち
ょっとちがうぞとか、小劇場を超えるスケールを持つとか、なにか売りになるものが
ないと、ナイロンや大人計画を見ている20代の観客に魅力を感じてもらえないのでは。
07月04日 東京あたふた 「赤い薬」 千本桜ホール 1500円
京都の劇団MONOの土田英生の作品とのことです。謎の場所にある新薬試験所に6ヶ月
で1000万円という報酬で参加した被験者がかんづめ状態になっている。当初12人い
た被験者が体調不良などで4人だけに減っている。とにかくやることがないので、片
足立ちを続けたり、看護婦をからかったりして日々を過ごしている。あと1ヶ月とな
った時、新しい薬を飲まされみんな躁状態になる。踊りだしたり、看護婦に結婚を申
し込んだり大騒ぎ。躁状態が治まった被験者たちは、これ以上薬を飲むと危ないと話
し合うのだが、これ以上人が減ると試験中止でみんな報酬がもらえなくなることから
次の薬を飲むことに。。。
ストーリーは本当はまじめな問題なんだけど、被験者たちのテンション上がり下がり
の激しさが、演劇としておもしろい題材であることを教えてくれます。集会室みたい
な部屋だけの一場物で、被験者や医者が次々と出入りしながら話は進んでいくのです
が、閉鎖的な分、やりとりの個々の面白さがもうワンランク上だとよかったです。
07月08日 山の手事情社 「印象 タイタス・アンドロニカス」 スペースゼロ 3700円
1995年の「夏夢ちゃん」以来、4年ぶりの山の手です。シェークスピアのマイナー作品
で、ローマ帝国の将軍タイタス・アンドロニカスと捕虜の身から皇帝の后となったゴ
ートの女王タモーラの血みどろの戦いを描いた話です。ストーリーを表現するという
より、タイトルの様に印象表現を重視したつくりです。開演15分前まで入場できず、
入ったら3人が宙吊り、語りのオープニングから、死体を引きずるような役者の登場、
宙吊りが落下(本物の人間じゃなかった)、人形的な登場人物の行動、動きも不思議
なんだけど。。。
帰りに他の観客も言ってましたが、山の手にしては分かり易い内容でした。水や電子
レンジを使った美術も新しさは感じませんでしたが、殺伐としたストーリーとのバラ
ンスでいい線いってたと思います。最後のシーンもそれまでの青色からの変化が、業
と無常とでもいいましょうかジッワッと感じさせるものがありました。今の時代、ど
っちが前なのかわからない、作品と作品の相対位置のみが支配する前衛にとっての不幸。
早稲田嫌い(説得力ないかも)の私が2週連続で、でも山の手の方が観客も早稲田っ
ぽいよね。
07月10日 猫ニャー 「弁償するとき目が光る」 芸術劇場・小2 2500円
人気の猫ニャー、指定の椅子席だからゆったり見れたのはいいけど、出だしがTVバ
ラエティのコントみたいだったので、冷めてしまってついていけませんでした。ある
精神科に5度目の自殺を失敗した女性が連れてこられ、ハプニングでコンタクトレン
ズを割って弁償することになった時に、目が、目が光り、それが彼女の苦しみである
ことが判る。伝説の精神科医、火柱のことを知った主治医は、彼を見つけ出すが多重
人格で。。。
もともと突き放しナンセンスなので、客にサービスする必要は無いと思うけど、子供
が笑ってたくらいだから、これまでよりサービスよかったのでは。それでもついてい
けなかった私が悪いのだけれど、昼間だからか、歳なのか。
あえてあげれば、一番好みのネタはJRの暗殺団。
07月10日 遊劇体「ギルガメッシュな夜」 タイニィアリス 2300円
京都大学出身の劇団で第31回公演となかなか気合の入った集団のようです。でも内容
は、大学の先生が、援助交際に大金をつぎ込み身を滅ぼしていく下ネタ系です。パン
フにもあるけどストーリーはあまり意味がなくて、過激さを追求した表現の面白さが
見所。目の横の血管を浮かび上がらせるような、りきみの入った演劇スタイルは少し
古いと思うんだけど猫ニャーで脱力してしまった私にはうれしかった。復活しました。
ガスバーナーを使ったり、花火で煙だらけにしたり、普段野外劇が多いみたいなので
いつものことかもしれないけど、地下室でやられるとちょっと恐いです。
07月11日 NLT 「結婚披露宴/創立記念祭」 ウッディーシアター中目黒 3500円
チェーホフの短編2本立てです。どちらもパニックものの喜劇で30分くらいでした。
創立記念祭は銀行の頭取室で株主たちに演説する資料をまとめている頭取と出納係の所
へ頭取婦人や、かわいそうな老婦人がやってきてじゃまをされる話。結婚披露宴は、式
に箔をつけようと将軍を呼んだ所、大暴れになっていく話。演出はイギリス人のピータ
ー・オイストンとかいう人でしたが、「緊急事態におかれた人達が、無意識に滑稽な行
動をとってしまう要因の探求。」を目指したようです。喜劇としては平均以上の面白さ
でしたが、イギリス人演出家の真面目さが、理性で理解される演劇を作るべきとでもい
いましょうか、感じられて期待以上のものはありませんでした。チェーホフ好きの私と
しては、チェーホフの本質とは違うような気がするのです。
07月11日 Sky Theater 「探偵上々々神アキラ-第12話Trigger-」 千本桜ホール 2000円
「かみじょうのうえかみあきら」という探偵が活躍するシリーズ物らしいのですが、い
きなり第12話からスタートという事です。ペットショップを経営する夫婦が居なくなり
妹が捜索を依頼してきた。そのころ世田谷区内では連続通り魔事件がおこっており、第
3被害者で救急車を待つ間に消えた男がペットショップの主人らしいという情報が入る。
その後ペットショップ主人を名乗る男の電話から奥さんの遺体が発見され、主人が指名
手配されるのだが。。。
10日分の新聞を丸暗記している助手とか、探偵が襲われるニュースにならない事件とか、
拘置所に居ながら事件の本質を見抜く連続指切り魔とか、最近の刑事ドラマ同様、犯人
と探偵(刑事)だけではない、重要なサブキャラクタや背景に凝った設定をしています。
また今回の事件に関係してくる、作家志望の青年と女流人気小説家のやりとりも、重要
そうな聞き堪えで、見る人を惑わせました。ちゃんとした本で、芝居で崩すというスタ
イルが池袋方面の味なんだけど、大田区が本拠地の劇団みたいです。それと事件現場で
世田谷区下馬というのが出てきて住人としてはちょっとうれしい。広いんだけどマイナ
ーな町名で、上馬だとラーメン屋とかで少し話題になるけど下馬名物ってないからね。
07月17日 瓜南瓜企画 「こんにちは赤ちゃん2」 千本桜ホール 2000円
1は見ていないと思います。ある会社でOL達が昼食の後、チチヤスの黒豆ヨーグルト
で盛り上がっているところに、元同僚が赤ちゃんを預かってと言って現われ消えた。
OL達と、妻の行方を知らない旦那は赤ちゃんにてこずるが、怪しい人物がもう一人
赤ちゃんを置き去りにしていったので会社はパニック。。。
アットホームなOLコメディです。こんなのほほんとしたやつは趣味じゃないんだけど、
コメディのつぼをちゃんと押さえていて見て楽しい作品でした。落ち込んでいる人には
うってつけ。
劇場に財布忘れて、取りに戻ったのは私です。失礼しました。
07月17日 ざ・不正規隊 「オアシス」 池袋小劇場 1800円
23才以下の女性4人劇団のようです。でも第8回公演というのがちょっとすごいかも。
シンプルな3話オムニバスでした。第3話目は12才の時に埋めたタイムカプセルを掘
り起こすために集まった4人が、男の事、仕事の事、お互いの事を酒を飲みながらしゃ
べるだけなんだけど、けっこう辛辣で、今時の若いねえちゃんも目に見えている物事に
関してはよく考えているなと驚かされました。見る側からの演劇としてはあんまりおも
しろい作品だとは思わないけど、30代〜40代の世代が、若い人が次々と育ってくる
社会作りに建設的言動をしなければいかんと考えさせられてしまいました。
07月18日 七ッ寺プロデュース 「不測の神々」 相鉄本多劇場 3000円
名古屋の七ッ寺共同スタジオのプロデュースで、ジャブジャブサーキットのはせひろいち
による作・演出です。生命科学の研究所から1人の研究員が、山奥の不思議な村落に迷い
こんだ。そこは宇宙や生命に深く関心をもつカルト集団であったが、別に取材に来ていた
ルポライターにも親切で、一見いい人達のようである。しかしマインドコントロールが仕
組まれていて、ルポライターは「不測の神々」というキーワードで永久的なコントロール
に陥るはずであったが。。。
「望遠鏡の口径が大きくなるたびごとに宇宙の理論は新しくなった。」次々と新しい理論
が出て、現象が説明づけられつつも本当かどうかわからない。それでも人々は研究や思想
を重ねている。そんな姿をちょっとミステリータッチで演劇にしています。作品の方向性
は興味持てて、いい言葉もいくつかありました。でも不測の神々などいくつかの点で理屈
付けが不足気味で、だじゃれでごまかされてしまったような気もします。
全体通してみれば、パズルのような構成が良く出来ていなくもないですが、プロデュース
公演としての企画先行で、役者が役者として動いている感じで、作品が役者を動かすこと
ができてないように見えました。
07月20日 EAST ACADEMY 「ジプシー」 イーストギャラリー 1800円
養成所の中間公演とのことです。横内謙介の本ですが、始めて見ました。
マンションを購入した夫婦が、建築中の部屋を見に行くと、怪しい一家がへんな歌を歌っ
ている。彼らは旅の生活をしていて、あと10日ほどしたら出て行くと言っているが、怒
った夫は現場監督などに排除を求め、作業員たちと部屋に乗りこんだ。彼らの主張は現代
社会の常識に反するものであるが、自由であることを最も重んじる言い分は、部屋主の妻
や作業員の長を動かし、夫婦の戦いや作業員と現場監督の戦いに様相を転じた。彼らはマ
ンションが建つ前にあった木に、子育ての時期にやってくる鳥で、今年はじいさんが弱っ
て飛べないので長逗留していたのだった。結末は。。。
死にものくるいで監督と戦うじいさんに、一家やじいさんの気持ちを理解した作業員
がスコップを振り下ろす。。。
扉座(善人会議)が演じたのには及ばないでしょうが、本の良さが充分に表現された舞台だ
ったと思います。アクションシーンもありますが、やはり言葉のインパクトが出せるかど
うかがポイントで、完璧とはいえずともかなりいい線いってました。演技の上手さでは作
業員の長をやってた吉田和仁だけど、妻を演じた田中真由美が山場をちゃんと作った功績
が大きいと思います。言葉のインパクトにかけては今、一番いい作家は横内謙介だと思っ
てるけど100年後に残ってる戯曲にはなり得ないような気がして、でも出世欲にまみれ
た横内というのもイメージじゃないし。
07月20日 船橋旭高演劇部 「私のヘレン」 船橋市民文化ホール 500円
はるばる船橋まで行ってしまいました。
大人になったヘレン・ケラーと、主義のために徴兵を拒否している恋人の物語です。
といっても恋愛そのものがテーマではなく、ヘレンが書いたり、講演したりした内容が
ヘレンが考えたものではなく、サリバン先生が考えたり、本を材料にしただろうという
疑惑を新聞記者たちからかけられ、新たな苦境に立った状況を扱っています。新聞記者
の姿などが現代の芸能レポーター風に描かれすぎのような気もしますが、障害の苦しさ
や、戦争の興奮にまきこまれている社会の様子などがわかりやすく作られています。
伝統的なアマチュア演劇の価値を守っているとも、高校演劇にしては大胆なエンター
ティメント性を出しているともいえる作品です。いつかまたどこかの劇場で成長した
役者を見られることを楽しみにします。
07月23日 ミスタースリムカンパニー 「from 1945」 千本桜ホール 3000円
ハードロックミュージカルが売りのミスタースリムですが、今回はオールディーズど
っぷりな新作です。戦後の復興期、銀座ではやったダンスホールのNo1歌手リリー
は戦死した恋人との想いに別れをつげ、やり手の支配人たちと仕事に打ち込もうとし
ていた。そんな時、死んだはずの恋人が現われ、しかもやくざに追われていた。彼は
アメリカに渡ってやり直そうとするのだが、リリーを連れていく気はない。リリーを
愛する支配人は、密航の準備を進めながらリリーにも渡米を勧める。しかし支配人と
リリーの関係を良く思わない女の子が、やくざに彼の居場所を告げたことから。。。
ストーリーは大したことないと思います。昔の映画みたいな、渡世の義理とか、愛す
ればこそ別れるとかそういった世界です。しかし、この真夏にここまで踊るかという
くらい踊りまくり。ジルバ、スィング、ブギにジャズ。スーツの上まで汗が染み出て
くる1リットル以上汗かいてるんじゃないかと。とにかくこの妥協なき小劇場ミュー
ジカル作りの姿勢には脱帽するばかり。平日でもこれだけ混んでると、土日は入れな
い人続出でしょうね。しかし目黒区で野村ネタをやるとは。。。
07月24日 四季 「ライオンキング」 四季劇場 11500円
心を入れ替えて四季にいこう企画、第2段です。半年も前に買ったチケットだけど、
夏に見るのが当たりだったかも。美術を差し引いたら見所なしとも言えるけど、正直
なところ結構感動ものです。隣の席の20才位の女の子も食い入るように見いってま
したが、誰もが最初からミスタースリムを受け入れられるわけでなく、誰ががスタン
ダードで、パフォーマンスレベルの高いステージを作っていく必要もあるかと、また
四季があるから小劇場が、より面白いものを作ろうという意欲を持てるのかもしれま
せん。
07月25日 キャスターウエストエンドシアター 「クローサー」 パルコ劇場 6000円
そんなつもりではなかったのですが、かぶりつきでHな宮本裕子を見にいったような
ものです。
新聞の死亡記事専門記者のダンは、道でNY帰りのストリップダンサーアリスを拾い
意気投合して一緒に暮らし始める。しかし彼は仕事で知り合った女流カメラマンのア
ンナにも気があり、アリスに刺激を感じなくなるとアンナに結婚を申し込んだ。アン
ナはダンが長続きしない男であることを見抜いており、偶然出会った医者のラリーと
結婚する。その後、この男女4人は様々な理由でくっついたり、離れたりを繰り返し
てゆく。。。
キャスターウエストエンドシアターは、大人向け作品だけどウエルメイドが基本だと
思ってましたが、意外と刺激が強いのもやるもんだと驚きました。ロンドンの国立劇
場で初演された作品だそうですが、それほど劇文学的価値がある作品だとは思えませ
ん。人間関係がモデル化されずに、より現実的な姿にもとづいて書かれているのが、
少し新しいとは思えますが、言葉のやりとりが粘っこくなって耐えづらくなると暗転
して、いきなり話が進んでしまうという構成が、もっと地味な内容だったら物足りな
いと思います。とりあえず、エロチックなので飽きないのでは。
07月25日 らんちう「金魚町のドクダミ」 die pratze 1700円
他のに行くつもりだったのですが、クローサーが長かったので予定変更していったも
のです。江戸時代の怪談です。刃物屋の宣伝芝居をなりあいとしている兄妹がいて、
妹は劇で幽霊の役をやっているのと、寺にドクダミを取りに現われるので、ドクダミ
女として噂されていた。実は彼女は噂以上に恐ろしいことになっており、背中に手が
しがみついて離れない、呪われた女だった。はたして彼女は救われるのか。。。
小劇場で難しいジャンルの1つが怪談ですよね。企画としては当たりのはずだったか
も知れませんが、この暑さで冷房もあまり効かない状況では、ヒンヤリしようがない。
汗はダラダラ、観客パタパタ扇ぎっぱなし、手がちょっと恐かったけど、これ以上劇
場内の温度が上がったらどうなるんだの方が恐かった。
07月31日 オープンシアター「青空と同じ成分」 STスポット 2000円
どんなもんかと見にいってみました。心療内科の看護婦をやめた女性がグラフィック
デザインの会社に入ったことで、先輩が変になっていく話です。添加物の話とか先輩
デザイナーの暴れとかおもしろい所がありましたけど、個々の場面が短くて寄せ集め
のような感触、たくさん演劇やドラマを見ている人にとっては何かに似ていると思わ
れてしまうように感じます。これだけ物語があふれている世の中でオリジナリティを
出すには、もっと言葉を使い、テーマを掘り下げる必要があると思います。
07月31日 BQMAP「天は屋根、空は窓」 サンモール 3300円
1994年に1回見たことあるのですが、こんなにメジャーになるとは夢にも思いませんで
した。隅田川の花火の日だったせいで、地下鉄が混んでいたのですが、街中や劇場は
いくぶん人が少なかったような気もします。
9999階建ての塔に暮らす人々は、その限られた空間の中で上を目指して生きている。
ある日、管理局が襲われ、どの階へも行けるマスターキーが奪われ警察や探偵が犯人
を追いはじめる。なぜかこの事件はすべてのセクションで同時多発に起こり、キーを
奪ったのはみんな女性だった。その目的とは。。。
和風ファンタジー+活劇で、新感線ほどはじけたものはないけど、くどくもないので
関東人には馴染みやすいんではないでしょうか。登場人物には名前が無くて、あいつ
とかおまえとか呼ぶだけなんだけど、これだけ登場人物が多い本で名前無しってのは
珍しくおもしろいです。配役表をみると、階賊とか世階とか文字の遊びもおもしろい。
演技的にはまだレベルアップしてほしい、いまの勢いならできると思うとおもうけど、
といいつつ応援するのは若い人におまかせします。
08月01日 BACK STAGE 4「楽屋」 千本桜ホール 2700円
清水邦夫の名作で、今年tptですでに見ています。チェーホフの「かもめ」を演じて
いる女優の楽屋で起こる身の毛もよだつ恐怖?物です。音楽やギャグは現代的に作ら
れていました。演出者のあいさつ文に、一緒に女優を目指し、今年亡くなった友人の
供養になればと古風なことが書いてありますが、果たせず消えた女優の夢、とりよう
によっては役者に酷な物語です。今我々が通ってる劇場にもいるかも。
08月01日 東口暁子「ジュリエット」 pamplemouse 1000円
知らない人ですが、「恋におちたシェークスピア」でロミオとジュリエットはやはり
おもしろいと感じたので、行ってみました。ジュリエットだけが出てくる一人芝居で
す。少しトウのたったジュリエットでしたが、本の読み込みはしっかりしていて詩的
な台詞を味わうことができました。でも相手があっての作品であることはまちがいな
いですね。しかし日本人でジュリエットの当たり役者っているのだろうか。
08月01日 TOO LOOSE 31「空夢」 die pratze 1500円
先週、冷房の効きが悪いのを体験済みで、ちょっと気が重かったのですが、やっぱり
満員で暑かったです。ある青年がいて、彼は事故のために毎日の記憶を寝ると無くし
てしまう状態を3年も続けている。彼はビルのガラス拭きをやりながら、毎日毎日、
明日のナツオへという日記を書いて、記憶を失っているだろう明日の自分に知識を与
えている。そんな状況でも彼は悲観せずに元気に暮らしている。彼の仕事先の1つに
他の登場人物達が働く会社があり、社長の息子はナツオのおさななじみだった。これ
以上説明すると長くなるのでやめ。
この劇団の劇は、なんかすごく生きてる感じがするのです。劇場で見てみないとわか
らないと思うのですが、ノリがいいとか、役者が気合入ってるとかいうだけではなく、
劇全体の感情があらわとでもいいましょうか。役者のまなざしだけで気持ちがシンク
ロしてしまうような所をもってます。決して激上手ではありませんが。
08月07日 zinjanthropusboisei「Blue Sunny Day」 スクエアA 3500円
隅田川べりの金色○○○がのってるビルのホールです。作品的には5月にスタジオ公演
として上演された「Real life?」の拡大版と案内にも書いてありましたが60%くらい同
じだったでしょうか。3組のカップルがいて女性たちは、夢の中で恋人の骨を探す
女に会う。骨は目のない鳥によって女性たちに届けられるが、彼女たちはその後、姿
を消し、男達は探しまわる。やがて見つけた女達は首を絞められ殺されたと口を揃え、
夢の中の女と共に骸骨を復活させ。。。
長チューブで飲み物を吸うとか、見世物のような直接的おもしろネタがいろいろあり
ましたたが、WaltzやDotのようなテーマ性のあるしつこい動きがなく、あっさりして
たように思います。特にあの舟はzinjanのセンスじゃないだろといっちゃいます。
しかし同じ場所で公演をやらないで、次々と場所を変えるのも空間に対するこだわり
だろうと思っていて、それぞれの場所で最高のイメージを見せようと努力しているの
が感じられます。
08月07日 AMS「D-boy」 千本桜ホール 1500円
旗揚げ公演ということで、満員でした。全国大会出場が決まった高校サッカー部の
エースに恐喝の噂が、どうやら事のおこりは1年前に退学した元主将とマネージャ
に関係がありそうだ。スキャンダルをスクープしたのは生徒会と対立関係にある
メディアサークルで、次々と先手を取られ、サッカー部や調査に乗り出した広報部は
四苦八苦。
若いんだけど、演技が新劇の劇団みたいです。うまいのはうまいんだけど、いかにも
演劇ってスタイルが、どうかなあと思います。話が進むにつれてこなれていったけど、
ちょっとなじめなかったです。でも2時間の中盤の作りかたが、緩急をつけてあって
うまい作りだったと思います。
08月08日 JIS企画「ラストワルツ」 本多劇場 4000円
佐野史郎だからおもしろいだろうと思っていくとはずすと思うけど、竹内銃一郎の
戯曲らしい戯曲を楽しもうとおもっていくと、かなり満足できると思います。だか
ら私としては、松尾スズキは過剰気味なサービスだったと思います。おもしろかっ
たら、それで満足すべきでしょうが、もう少し渋いセリフ劇として見てみたい気も
します。
08月08日 キャラメルボックス「TRUTH」 サンシャイン劇場 4300円
追加公演のチケットが入手できたので、行ってみました。幕末の上田藩士たちが、
幕府につくか、勝海舟を守って新しい時代に乗り出すかを悩み、陰謀に巻き込まれ
てゆく話です。
いつもながらのあまっちょろい結末ですが、お約束だからしかたないのかなあ。
ちゃんばらはBQMAPのほうがかっこよかったかも。
08月15日 JAM BAL JAN JAN パイレート「AIR BAG」 pamplemousse 2500円
見るの2回目の女性劇団です。飛行船で知り合った塾講師と詩人が、一緒に部屋を
借りることになり、不動産屋でバイトしていた現代美術家と3人で住むことになった。
詩人はリビングの壁を4色に塗ることを主張したり、塾講師はバカな小学生にシュ
レディンガーの猫(毒物と一緒に箱詰めした猫の生死に関する問題)を考えさせたり、
美術家は翼のあるオブジェに何を着せるか悩んでいる。
笑えるんだけど難しい。詩人が突然振り袖姿で現われ、飛行船の話から鬼龍院花子
(気流・イン・華子)のネタに持ってくなんて前代未聞には違いないけど、考えす
ぎだよ。他の話でも突飛な発想についてゆける人は、かなりのツワモノ。常識を捨
ててかからないと頭痛がしてくる。
08月15日 アンテナ小僧「ロスタイム」 千本桜ホール 2300円
パンフにはアンテナ黒僧と書いてありますが劇団内ユニットかなにかなんでしょうか。
地震で地下室に閉じ込められた人々が脱出の相談をしていると、奥の部屋から怪しい
男があらわれた。奥の部屋は秘密の研究室になっていて、空中元素固定装置があり、
みんな「ハニーフラッシュ」の掛け声とともに変身する。一方、その時代には核ミサ
イルの発射装置が各人に配られていて、過半数がスイッチを押すと人類滅亡する仕組
みになっていた。外の状況がわからないまま、核ミサイルのシステムが作動し始めた
ことを知った人々は。。。。
変身と巨乳へのこだわりが笑っちゃうけど、奇抜なストーリーではあったと思います。
もう少し演技がうまいとよかったのと、ディテイルの作り方に工夫してテンポ良くや
ってほしかったです。着替えに時間がかかるのに対するつなぎ方も考えたいですね。
高嶋政伸がプロデュースする朗読の催しで初めて行ってみました。
先の2本はオリジナルの小品のようですが、常識では考えられない事態が起こった
男の感情の高まりを、冷ややかな突っ込みで煽る、見ていて力の入る内容でした。
カチカチ山は、うさぎに田中美里、タヌキに神戸浩、語り高嶋政伸と役割がはっきり
していて、身振り手振りも大きく演劇に近い作りでした。田中美里、生で見ても濃い
ですね。まばたきが多いのがちょっと気になりましたが芯が通ったいい読みでした。
Wキャストの若村麻由美も最後のあいさつにでてきました。
散歩をしていたら、犬の糞を投げつけられ。。。
みざる、いわざる、きかざる。そのものの目がない猿、口がない猿、耳がない
猿が見世物のなっていた。なぜか猿たちと戦うことになった男の運命は。
うさぎはなぜタヌキをあそこまで痛めつけたのか。
08月21日 新心隊社「熱海殺人事件」 千本桜ホール 2000円
オリジナルバージョンの熱海です。最近のバージョンに比べると暴れが少なく、じわ
じわしたセリフによる、まだるっこしいとも感じる展開で、かなりの技量の役者が演
じないと本筋を築いていくのは難しいでしょう。若い人なので、小技に凝ってしまっ
たのもやむなしかもしれませんが、木村伝兵衛役の人はかなり作品全体の流れを考え
た演劇をしてました。音響や証明は変化が激しいのをうまくやっていたと思います。
08月21日 「オレアナ」 パルコ劇場 7000円
あんまり期待してなかったけど、予想以上の満足。テキストとしては今年一番好きな
作品かもしれません。セクハラ物というのでエッチぽいのかなとも思っていたのです
が、言葉と理解を考えさせる充実した内容でした。永作が大学生に見えないというビ
ジュアル的問題はありますが、彼女は彼女自身を見せる人ではなく、与えられた仕事
を価値ある形にする人なので、容姿を直接見すぎないことが重要です。でも彼女向き
の役とは完全に言い切れないものは感じます。長塚京三のほうは、これが現代の俳優
に求めれる一つの完全だという気がします。まあこれだけが演劇じゃないと思うけど
、満腹感を感じている人にはいい胃薬になると思います。
08月22日 「犬を使う女」 シアターコクーン 6000円
よく、ともさかを引っ張り出したとプロデューサーに拍手を送りたいです。クサイ芝
居を生で見てみたいと思っていたのが実現しました。つかこうへいの演出でないのが、
多少ものたりない気もしますが、あの眼はただものではありません。
作品的にはアナクロだし、扇動的だし、若い人には毒が強すぎると思うけど、冷静に
理解しようという気があれば、元気の素としていいんじゃない。全体としては女性客
向きな仕上がりになってるように思います。
08月22日 ミュージカル座「I HAVE A DREAM」 六行会ホール 5000円
1997年に上演されたオリジナルミュージカルの再演です。オリジナルキャストは吉岡
小鼓音などですが、前回見ているので、2回だけある若手主演回を見にいきました。
キング牧師がおこした黒人の人権獲得運動の市民レベルのいきさつを、血気さかんな
若者グループ、穏健な女工たち、運動の焦点となったバス会社の後継者と少しだけ黒
人の血が混じった恋人などがつくっていきます。
ハマナカトオルの文によれば、この作品は1993年に作り大劇場に売り込もうとして断
られ、学校の卒業公演として初演され、ミュージカル座創設のきっかけになった作品
ということで、作品のスケールとしては大劇場で充分通用すると思います。ただ集団
劇としての観が強く、主要キャストの見せ場が少なかったということで今回ソロが追
加されたようです。
今のところ、オーソドックスといえばそのとおりなんだけど、ミュージカルの基本を
感じさせてくれる貴重なカンパニーにはちがいありません。音楽監督の山口ひで也氏
も見てましたが、けっこう厳しそうな人ですね。
08月28日 theatre BAROQUE「東京森林」 EAST GALLERY 3800円
1993〜4年くらいによくいっていた恵比寿のEAST GALLERYにまた最近、何回か通って
います。ここで今次々と公演をおこなっているtheatre BAROQUEとはどんなものか気
になって出かけてみました。「東京森林」は人間関係のある意味で末期的症状にある
東京人たちの、ひとつの破滅を描いた作品です。ビジュアルやダンスに凝っていて、
内容は浅いかなという気もしますが、ごちゃごちゃとしたところも多刺激の海に漂う
東京人らしさを表現できていたということかもしれません。掃除婦(予言者の妻)を
演じた加藤由子が近くで演技が多かったせいもありますが、なかなか良かったと思
います。土曜の昼にしてはたくさん客が入ってました。
08月28日 エイプリルハウス「船よ高く帆を上げて進め!」 千本桜ホール 2500円
最近、7時くらいが眠たい時間なのでうとうとしてしまいました。1996年に見たこと
ある劇団らしいです。忘れてしまいたいことがある少女が、時間軸の森を目指し
て精神世界の旅に出る。時の人と名乗る案内人や彼女の名を語る人々と出会いながら
旅の目的を考え、森に着いたとき忘れてしまいたいことがなんだったかを思い出す。
歌や踊りもあったのですが、概念的な内容で難しかったです。白系の不思議な衣装も
よくわからない世界のよくわからない人達をうまく表現していました。
08月29日 ズーズーCプロデュース「休む暇無し」 新宿Fu 1000円
午前から夜までぶっとおしで演劇をやってるイベントです。11:30-14:00までで出場
5劇団を1回づつ見ました。
一番笑いを取っていたのがモンゴルパーマ。短編劇でせりふを工夫する劇団が多い中、
せりふをシンプルにして、笑いはマジにやる創作ダンスで取ってました。何回も使える
手じゃないけど、コメディ演劇らしくないまじめそうな女の子達がやるからおかしかっ
た。
血まみれで包丁を持った女が”遊ぼう”と言ってあらわれたらあなたならどうする。
娘が将来、殺し屋になりたいといったら家族は何をするべきか。
食うために芝居をやめサラリーマンになった男がサムライに向かってネタを披露。
コーラス部と創作ダンス部が合同公演をやることに。
明日死刑になる土佐のやくざが、うぐいすになって牢から脱出をはかる。
古典的コントだけど、四人の女王様の電話番号案内で、「○○××さんの番号教えてく
ださい。」「漢字は?」「肌がきれいでとってもかわいい・・・」も好きですね。
でもこれから人気が出るかもしれないのはヒンドゥー五千回でしょうか。日大の連中
らしいですが、軽い笑いを多発するのにいいキャラクターが揃っています。特に
伊東陽子はいいかも。
08月29日 「セーラームーン かぐや島伝説」 サンシャイン劇場 6000円
今年春の公演の改訂版です。大筋は変わってませんが、場面ごとのつくりは半分以上
新しくなっています。オープニングの悪玉の登場シーンが前回かなり迫力あったけど、
今回は少しマイルドになってます。子供が怖がったからでしょうか。アドリブ風のお
笑いも増えて、キャストそれぞれが自分の動きで舞台を作る感じが伝わりますが、
個人的にはミュージカルはもう少し統率が取れていてテンションが高い方が好きです。
舞台を締める役者がいないということかもしれません。地味だけど赤嶺寿乃うまいよね。
08月29日 はえぎわ「人肌と花汁」 die pratze 1800円
丹下左膳行こうとも思ったのですが、金欠気味だったので、はじめて見にいってみ
ました。といってもまだ第2回公演だそうです。珍しいものを見ることができまし
た。パンツ丸出しで逆さ吊りにされている女に向かい、「おれのどこが好きがなん
だ?」「顔よ」と言われた男がいきなり自分のペ○スを切り姿を消した。とおり掛
かった3人組みバンドに助けられた女は、彼らが住む家に同居することに。バンド
リーダーの男と妹の家らしいのだが、そこにはペ○スを切って消えた男が別の名前
で住んでいた。妹は通り魔のようなことをやっている。
今時の若者にとっての、ラジカルな生き方、表現の仕方、求めるイズム、が垣間見
られたような気がします。昨日の「東京森林」は援助交際や新興宗教という現実的
なものを取り入れていたけど、この「人肌と花汁」はプラスチック弾のピストルで
浮気の制裁をするとか、毎日鉢植えの花が増えていくとか、社会評価されていない
ことを事象として扱っていて、ねらい目としてはいいとこたくさんあったと思いま
す。ムーヴィをかなり多く組み込んでいたけど、これくらいフォーカスの厳しい映
像を使ってくれると意味あるなと感じます。気持ち悪いもの見せられなくて良かっ
た。
それにしても、大雨で丹下左膳やったのかな?
09月01日 「セーラームーン かぐや島伝説」 サンシャイン劇場 6000円
1996年のCDを買って聞いてみましたが、キャストの違いを別にしても、音楽が年々
洗練されてきているのがわかりますね。2ストーリーを2バージョンづつ見てきま
したが、最初に見たときの(当時は大山アンザ)の戦おうとしない姿勢が印象強く
て、だんだん簡単に戦ってしまうのが、子供の教育上気になるんですよね。
ステージ上から客席を眺めると、客席たくさんあります。ほんと良くやってる。
村の人気者アルナーチャラムは妹の結婚式で美人のいとこと出会いいい仲に。しか
し祖母が反対し、彼が捨て子だったことまで露見してしまい、村を出て街に来る。
ひったくりから助けた女のつてで、彼は億万長者の相続者だったことがわかる。
遺産を横取りしようとする財団とアルナーの戦いは遺言によってかわった方法でお
こなわれる。
09月03日 赤黒風線形態零「太陽の一族憤怒の河」 plan-B 1800円
ネクタイ姿で見に来てるのはさすがに私だけみたい。精神病院長の一家の崩壊もの
です。吐き捨てるようなせりふ使い、金属バットを振り回して叩き壊す、差別用語
の洪水、仕込みの客が文句を言って帰る、10人中9人はなんじゃこれと思うでしょう
が、いまどきこんな変な作品を上演している団体は貴重です。どうせ客があいそを
尽かしてもいいと思うなら、予告なしで終わらない、すべての客が自主的に出てい
くまで終わらないとかやってほしいです。
09月04日 回転OZORA「黄昏の笑顔」 ウッディシタター中目黒 2300円
はじめて見にいきました。アホらしかったけど良く出来てました。
秘密の研究所で、自動人形と呼ばれる人造人間の開発がおこなわれている。プロト
タイプはくどいタイプの男で、研究員の趣味でミサイルやんちゃ砲が仕込まれてい
る。一方ナルシストの研究員が一人で開発した少女タイプの自動人形もあるのだが
極めて馬鹿で、暴れるか眠るかしている。より人間に近いほうを本部に提出して、
外れたほうは処分するという命令が出され、2体の自動人形は最終調整に入るのだ
が、別組織のスパイが盗み出すために侵入していたりする。。。
人造人間が感情を持ってしまったらという、話の題材としては、たまにあるような
気もしますが、これだけディテイルにこだわった、かつテンポのいい劇に仕上がっ
ていると引き込まれてしまいます。
09月04日 すずの兵隊「HYPER SPINNING WORLD」 芸術劇場・小1 2000円
池袋演劇祭優秀賞受賞というので、見にいってみました。科学者の兄弟がいて、兄
は有名だったが、弟はさほど実績もなく、両親からも兄を見習えと言われ育って来
た。ある日弟の方がHYPER SPINNING WORLDという一種のタイムマシンを発明し脚光
をあびるようになる。しかし実演で1日先へ行くつもりが1年先にいってしまったた
め、恋人は兄と結婚しまっていた。アメリカ軍の研究所から招待というか無理矢理
連れていかれそうになっても拒否するが、かわりに行った兄が拷問同然の扱いを受
けていることを知った弟はアメリカに赴き、、、
とても古風な現代劇なので、はじめ眠くなってしまいました。すでに演劇愛好者に
とって、知っている表現で、知っている言葉をしゃべっている感じでした。しかし
敢えて新しいことをやらずに再構築する中で、演劇表現の可能性を追求していると
いう見方をすると、だんだん面白く感じるようになりました。科学者の探求精神と
か兄弟愛とかよりも演劇に対する愛情を見せてもらったような気がします。
09月05日 NYLON 100℃「テイクザマネーアンドラン」 本多劇場 4200円
14:00開演と思っていったら15:00だったのでショック。でも当日券たくさん並んで
ましたね。公演始まったばかりなので内容は見えません。テンポやギャグはナイロ
ンらしさがあって面白いけど、登場人物の思想や行動は、大人計画的かなと思えて
しまいます。非現実的なシチュエーションで作りたかったのはわかるけど、ちょっ
と破滅的状況を設定しすぎたように感じます。タイトルのセンスだけでもチケット
買ってしまうのがナイロンの恐ろしさ。
2002年、東京周辺は大地震に襲われ、島に向かう避難船に乗り合わせた人達の物語。
ラジオから聞こえる東京の様子は、てんでいいかげんで状況はさっぱりわからない。
しかし銀行強盗の犯人の1人が捕まり他の2人も指名手配されたというニュースを
聞いた男女が慌て出す。地震でコンサートができなくなったことを知らされていな
い流行歌手といんちきマネージャ、うつ病の姉と不治の病の妹が働いている売店、
金持ちの婆さんを誘拐してきた夫婦、など金が欲しくてたまらない連中との変なや
りとりが繰り広げられる。
次回公演「テクノ・ベイビー〜アルジャーノン第二の冒険」のほうがナイロンなら
ではのものが見られそうな予感がします。
09月05日 FINAL LAP「DUALMOON」 千本桜ホール 2000円
旗揚げ公演だそうです。生き別れになった双子の片方が探偵になり、片方が記憶喪
失になった自分を助けてくれた男の跡を継いで怪盗アマデウスJrとなった。アマデ
ウスJrは、母親の愛を独占していたはずの兄・探偵が、今は植物人間となっている
母親を大切にしていない事を怒り、挑戦状を送りつけた。。。
私としては、敬意をこめて、今年最低作品の称号を贈りたい。どこまで意図的にや
ってるのかわからないですが、脳が痺れてくるくらい気恥ずかしいせりふの数々。
双子の名前からして、みずきとはずき。役者のみなさん、もちろん大まじめにやっ
てるけど、淡々とヒューマニズムあふれる言葉を語り続けるのは不自然すぎる。も
う少し事象をともなって語って欲しい。
09月10日 G.O.A「寝盗られ宗介」 相鉄本多劇場 2000円
1996年に北区つかこうへい劇団で見て、その時は演出藤本聡、出演生方和代、
佐藤和久他でした。ついでにもう少し古い記録ですと、1980年に「雪之丞変化」と
して作られた作品が改題されて「寝盗られ宗介」になったそうで、石丸謙二郎・
平田満のダブルキャストと、岡本麗などが初演キャストのようです。
G.O.Aいい劇団なんですが、つか関係の役者で見たことある人には、ものたりなさ
を感じざるを得ないでしょうね。致命的に悲しさを表現できていない。なんでこん
な事までして舞台に立たねばならないのじゃー。とか思うくらい追いつめないと、
つか作品のディープなやつは成立しえないと思うのです。本当にひっぱたいたり、
蹴飛ばしたりしてまして、身体は相当使っているとは思うのですが、観客の期待に
応える出来には差があったでしょう。オリジナル作品で楽しませてください。
09月11日 1mg「アイスクリーム」 アゴラ劇場 1800円
劇文学としての危険なものを描いてきた1mgですが、今回からは演技、演出面でも
過激さを打ち出してきたようです。
麻酔ミスで植物状態になった女性が見る夢は童話の登場人物たちが平和に暮らす
世界であった。親よりも植物状態の姉を大事にしている妹は、童話の本に姉への
想いをこめた物語を書き込んだことによって夢の世界を破壊し始め、夢の世界へ
連れてこられる。姉を探している間に命を狙われていると知った妹は、なぜ。。。
童話の世界なんでメルヘンチックではあるのですが、かなりハード。植物状態の
娘を犯す父親とか、それをビデオにとって離婚慰謝料を取ろうとする母親。のこ
ぎりを振り回す小人。うまくなったのもありますが、完成度を高めて公演ができ
ていることがちょっとすばらし。でも25才以上の観客が見るには合わない所も
あると思います。
09月11日 Phase「沈む翼・その備忘録〜人間機械論」 フォンテーヌ 4000円
ミュージカルだけど怪しそうなので行ってみました。ミュージカルはどうしても
エンターテインメント重視で作られがちだけど、確かに概念的、実験的な公演がも
う少しあってもいいと思います。
育成シミュレーションを始めた男と、命令どおりに行動する仮想人間、命令どおり
に動かない仮想少年、仮想的な家族、それらの関係場面を断片的に歌やダンスをま
ぜながら、人間の検証を進めていきます。あまり深い議論ではなく結論もあるわけ
じゃないんだけど、不思議な作品でした。ちなみに出演者の5/8はSTEPSの人の
ようです。
09月12日 こんにゃく座「魔法の笛」 新国立・小 5500円
こんにゃく座2回目です。オペラシアターということでミュージカルよりも硬い客
層です。パンフの田辺秀樹氏の説明によると、「魔笛」は庶民オペラの一座
エマヌエル・シカネーダーのためにモーツアルトが書いた最後のオペラで、元々か
なり変わった作品とのことですが、こんにゃく座版はさらにへんなオペラでしょう。
比較的小さい劇場で、生演奏付き歌芝居というだけで満足、かなりしてるし、する
べきなんでしょうが、第2幕は声に慣れて来たせいかちょっと眠くなってしまいま
した。でも普段外国製ミュージカルをよく見てる人には、刺激になると思います。
しかし、現代的モーツアルト劇としては音楽座「マドモアゼル・モーツアルト」が良
かったなあ。今一度思うのでした。
09月12日 マッスルドッキング「秋の祭典スペシャル」 千本桜ホール 1800円
コント集団の短編物です。千本桜がひさびさ若い(20才以下)の女の子の笑いであふ
れました。2時間で15本でしたが、記憶にある内容は、
などです。特に個性の強い、太い男やもみ上げ尖った男にウェイト大きかったけど、
おわらいのつぼ押さえていて、しっかり劇にもなってたし、レベル高いです。客演
の2人の女の子も冴えてましたね。最上さんとかいう人、ともさかりえ似で美人な
んだけど平然とバカをやって、恐ろしいかもしれない。
09月18日 東京AVANTI!「袖触れあうも」 千本桜ホール 1800円
土曜の昼にもかかわらずめちゃ混み。初めて見ました。東京郊外の大学教授の家は
留守のはずなのに、中学生の娘がゴロゴロしていたり、奥さんと大学生の愛人がい
たり、喫煙で捕まった次男が教師に連れられて戻ってきたりしていた。家族に内緒
で買った通信販売の受け取りに戻った教授であったが、あまりに多くの人がいて、
通信販売のお届けがすでに来てしまったので予定は大狂い。あまつさえ奥さんは愛
人について開きなおり、次男の担任は中学生の娘と付き合っている始末。。。。
コメディのアイデアは三谷幸喜なみに内容充実だったけど、奥さん役の人の迫力と
他の出演者のぎこちなさが、空気で笑えるところまで持っていけてなかったですね。
でも笑わせ所として作ってあるところは、かなり爆笑でおもしろかったです。作家
のあいさつに落語のことなど書いてありまして、もしかするとさる方面では有名な
方なのかもしれません。
09月18日 流山児事務所「子供の一生」 OFFOFF劇場 3000円
パルコ劇場の公演はテレビでしか見ていませんが、作品的に面白いと思ったので、
楽しみにしていた公演です。わかぎえふとかに無茶苦茶言われているけど、中島
らもの書くものはやっぱりおもしろいし、科学的な部分はちゃんとしてるしいい
作家だと思います。生活は知らんけど。
流山児って、ふだんコテコテのかっこ悪いやつやらないし、今年評判のいい公演
もなかったので、そろそろと期待していた部分もあります。てなわけでかなり満足。
09月19日 MOTHER「プラスチックヘヴン」 サザンシアター 4000円
紀伊国屋ホールの賃料が高いのか、劇団のレベルを示したいのか、紀伊国屋ホール
に進出すると値上げする劇団が多い中、値上げしないのが気に入ったので前売り買
ってしまいました。公演中なので内容は見えません。
プラスチックヘヴンという名のコンピュータゲームが開発された。それは死後の世
界の天国や地獄をアドベンチャーするものでレベルが上がるとステージを進んでい
くことができるようになっている。スタッフの中に恋人の男女がいたのだが、男の
ほうがバスガス爆発で死んでしまった。残された女は、ゲーム中に脳波が停止する
現象を調査するために実験台に志願する。ゲームの中の死後の世界のはずなのに、
ルシファーやメフィストなどが復活し、人類をつぎつぎと地獄に送るための計画を
進めていた。彼女を助けるために会社の人々もゲームの中に入ってくるが、ゲーム
と地獄とのつながりを封じるには、ルシファーが釈迦に救われ天国に召されなけれ
ばならない。はたして悪魔が善行をするやいなや。
最近のG2の量産ペースには驚くものがあるけど、プラスチックヘヴンに関しては
古さを感じざるを得ないです。温故知新という意味はあるかもしれませんが、次の
「輝ける沈黙」を見てしまった後では、作劇の流れは、もう違う価値観を表現する
方向に向かって動いてしまったと思えてなりません。コンピュータ世界というテー
マでも、もっと違うエピソードが求められていると思います。
時代にマッチした作品ということでしたら、石原良純とか使って、首都を関西に移
す物語など期待します。
09月19日 現代制作舎「輝ける沈黙」 ウッディシアター中目黒 3500円
1971年に現代人劇場という劇団が解散してマネージメント主体の会社になり、創立
30周年記念公演のVol.1だそうです。大人向きの新劇調のやつを予想していたのです
が、大はずれで下町に生きる若者たちの情緒あふれるドラマでした。
作・演出は塩田泰造というTVCFの監督や劇団Jalopyとかの演出をしている人で、場
面場面の作りの美しさと、2時間物としてのキャラクタ設定のうまさ、構成アイデ
アともハイレベルな作品でした。東京のエンターテイメント演劇の1つの最前線と
言っていい作品だったと思います。遠慮して隅っこで見たのが悔やまれる。
タイトルとは全然関係ないと思うけど、浅草の古い銭湯での物語。下の娘は女流
将棋指しで、名人戦の最中。銭湯の番台を預かる頼れる男と恋人なのだが、その
男と合った日の翌日は将棋に負けるジンクスを持っていた。名人戦の最終局の1
日目が終わったあと、敢えて家にもどりジンクスに挑戦すると言う。その日見慣
れない若い女が、銭湯にやってくるが、番台の代役が預ったかばんがなくなり、
激怒するが、銭湯に居ることになってしまう。男に合いに上京してきたらしく、
電話をかけるのだが、留守電ばかり。将棋指しの娘の記憶力と推理力で、誰が持
っていったか判ったころ、再度かけた電話に携帯電話が鳴り出し、常連の役者で
ちょっといいかげんな男が相手とわかる。しかし彼は奥さんと風呂に来ていたと
ころで、あやうく浮気がばれそうになる。人情あふれる人たちは浮気がばれない
ように一芝居うつのだが。。。
連続テレビドラマの1回目みたいに登場人物の紹介みたいな展開とも言えるので
すが、それ以上に劇がおもしろい。
最後、銭湯でおこなわれた名人戦の続きで娘は負けるのだが、名人いわく「あな
たには才能があるけれど、将棋指しとしてのテンションが足りないわ。」といわ
れた時の表情が絶品。それと役者の笑顔に憂いが垣間見えるのがちょっと恐かっ
た。上質の喜劇は、悲劇に近いところがあるのかも。
アメリカ映画のサービス過剰な内容に疲れている人には、あっさり観がいいかも
しれない。若いのか歳いってるのかわからないジェイン・ホロックスのシャイな
日常と、歌いまくり状態の差がおもしろい。選曲センスはいいと思うけど、スト
ーリーは物足りない。広末のような口が。。。
その後、故障していたビデオデッキとパソコンのCDドライブを買い。セットアッ
プで夜はどこもでかけず。CDドライブはCD-RWを買ってみたのだが書き込みで使う
ことはなさそう。
09月25日 Dream Rain「A NIGHT AT THE PARTY」 東演パラータ 2000円
旗揚げ公演だそうで、青学の人などが中心にやっている劇団のようです。チャット
仲間の初オフミが、バーを貸し切り仮面パーティとして開かれることになった。
参加者が集まり始めたところに、覆面強盗の2人組みが逃げ込んで来て、参加者
かと思われていたのだが、銃を出して店を占領した。強盗の女の方が、パーティ
に参加していた1人の男を見て、結婚詐欺師だと殺気だつ。なぜか結婚詐欺のい
きさつを再現ドラマでふりかえることに。。。
上品なスタイルと下品なギャグを混ぜ混ぜにした作風で、大学生劇団としては普
通かなという気がします。かっこ良く作ってるつもりが、必ずしもそうは見えて
いなかったのですが、詐欺の再現ドラマは、当事者でなく、他人が再現するって
のが良かったです。最後のひねりも、安直なエンディングのままより良かったと
思います。
09月25日 離風霊船「一郎の災難」 スズナリ 3300円
特に予定には無かったのですが、昼2本可能そうだったので、駆けつけました。
まだ1週間あるので、内容は見えません。
まさか現代劇中でチャンバラやるとは思いませんでしたが、以前見た離風霊船よ
りかなり展開スピードが上がってるように思います。オムニバスコメディタッチ
なのですが、最後の最後で伊東由美子扮する女検事が発する言葉が、ベテラン劇
団らしい味のある結末をつくります。でも最初の部屋にどうして入ったのだろう。
裁判所の法廷で、被告人が15人くらいいる。死体遺棄事件らしいのだが、女検
事はあまりやる気はない。弁護士は最近成績が良くないので、検事が告訴取り下
げるとまで言っているのに、裁判で無罪を勝ち取りたくやる気満々。尋問が始ま
ると、あるアパートで、身元不明な死体を住人たちが、次々とたらいまわしにし
ていたことがわかるが、結婚式当日で翌日はハワイに出発する予定の夫婦だった
り、倒産で一家心中しようとして他人の死体があると保険が下りないことを心配
したり、刑事が浮気に部屋を借りていたり、夫の葬式から帰った所で夫の霊だと
勘違いしたり、といろいろな事情があることがわかる。死体となって発見された
若い男は、新宿育ちなのに野生児のように、いつも野山をかけまわり社会人とし
ての適性を持ち合わせない不思議な人物であった。はたしてアパートの住人に罪
はあるのか?
09月25日 BLUE HIPS「ゲキマブ」 アートボックスホール 2300円
じんのひろあき作、堤泰之演出でどんな作品かわからなかったのですが、見に
いってみました。タイトルと内容の関係が判ってしまうとおもしろくないので
内容は見えないようにしておきます。
演劇関係者に対するうけを狙いすぎかなという気もしますが、おもしろいのは
おもいろいですよね。かなり変な、アンビリーバブルなものを見せてはくれる
のですが、全体的には優等生演劇になってしまっていて、さらなるステップア
ップを期待したいです。
テント芝居のアングラ劇団が、どこか小さな町の文化事業として公演をおこな
うことになった。しかし公演前夜、座長と団員が、他の小劇場劇団とけんかを
おこし警察から帰してもらえない。残された団員たちは、なんとか代役キャス
トで幕を開けるが、台風がやってきて、役場からは公演中止を指示される。そ
れでも満員の客を前に、おびえる代役を舞台に放り出しながら劇は進む。。。
09月26日 近藤ワークショップ「スタートライン」 スタジオはるか 無料
アートスペースプロットへ行ったら満員で入れなかったので寄ってみました。
試演会ということで無料で、1時間弱の上演でした。幼稚園に教育実習に来て
いる5人の大学生の奮闘記です。事故が起こりかけたり、幼児と打ち解けるこ
とができない優等生とか、だいたい推して知るべし内容です。質で見せる役者
を目指しているような感じでしたが、実習生役の5人はまだせりふを使いこな
し切れてない感じで、日常会話と演劇の会話の違いを飲み込むにはもう少し経
験を積む必要があるかもしれません。でも動きに関しては良かったと思います。
ところで近藤って誰なんでしょう。
09月26日 no-damege「コントローリング」 千本桜ホール 1500円
初めて見ました。西の国のスパイが東の国の研究所に潜入して、洗脳機械を持
ち出してこようとする話です。協力シリーウォークて書いてあって、2色のユ
ニフォームを着た連中が出てきて、ナンセンスにバイオレンスかまして、暗転
多用してどんどん進んじゃう。おいおいナイロンすぎるよ。
もどる
take@gene.ne.jp