1997年の演劇まとめ

1998/01/11


1997年の演劇を振り返ってみます。まずはどこの劇場も人がたくさん入ってる。ほとんど 土日しか劇場にいってないこともありますが、千本桜でも9割りがたは埋まってる公演がほと んどでした。NYLONとかチケット売り切れで見れなかった公演もいくつかあったし。やはり劇場 へいく人が増えたんでしょうかね。
つぎに新作の傾向ですが、学生劇団やそれを母体とした劇団は積極的にオリジナルを作ってい ます。力抜けギャグものが多いけど。有名劇団や有名役者を集めた公演はあんまり見なかった んだけど、名作というほどの新作品はそれほどなかったのではないでしょうか。もうすこし内 容詰めて欲しいのがいくつかありました。東京は公演が多すぎて、人情ものが多いのか、SF ものが多いのか、はたまた時代劇が多いのか把握しきれませんが、一番多く書かれてる劇は日 常物でしょう。おげれつものでも、不条理ものでもいいけど、これから人間どのように生きて いけばよいかを考えさせるものであってほしいと思います。
俳優学校系の劇団とかいくつか見たのですが、大学系とは違う役に対するひたむきさとかあっ て良いです。小劇場の役者だと役を生かすよりも、役者本人を生かすことを考えてしまうのか もしれません。

では、良かったと感じたものをリストアップしてみます。どうしても見慣れたとこよりも初め て見たところのほうが印象が強いので、そのつもりで。

  1. あいやすいか 「ありしひ」 アゴラ劇場 5月
    まだ若い人達ですが、現実の社会とか人間関係とかを蟻の社会における現象におきかえた 表現がとても良かった。
  2. BLUE HIPS 「BEHIND THE MASK」 pamplemousse 11月
    ナンセンスコメディの基本がここにある。
  3. KHART 「月ノ下」 die pratze 8月
    怪奇ものとして本がピカイチ。
  4. ミュージカル座 「I HAVE A DREAM」 六行会ホール 12月
    まだあらけずりだけど、ミュージカルとしての魅力がいっぱい。
  5. ステージステーション 「泰山木の木の下で」 千本桜ホール 8月
    子供は無理だけど、若い人にも年配の人にも多くの人に見て欲しい作品。
  6. 「シルヴィア」パルコ劇場 2月
    つくづく日本人は心理操作に陥りやすいんだなと。
  7. zinjanthroupasboisei 「Waltz」 イーストギャラリ 3月
    大きく変わった再演だけど、やっぱりきれいなステージ。
  8. 永作博美「水物語」 スペースゼロ 2月
    気色いい1人芝居。だれがやってもそれぞれ楽しめそうな作品。永作のちゃんと練習し つくした演技もよかった。
  9. T.P.T 「イザドラ」 ベニサンピット 5月
    精密で濃いけれど、軽い不思議なタッチ。空気の匂いが一般空間と違う。まさに劇場空間。
  10. 大回転劇団 「ゴドーを待ちやがれ」 キッドアイラックホール 9月
    尊敬できるナンセンス。

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