2003/06/29
当分、節約しなければならないので前売りを買わないと見れないのには
行けないと思われます。4月5日 44 Produce Unit「フツーの生活」 紀伊国屋ホール 3600円
初めて見ました。終戦から2年、九州の小さな町に2人の兵士が人目を
しのぶように現れた。1人はこの町の出身者なのだが終戦直前に脱走し
たので帰るに帰れず、実家では戦死したことになっていた。婚約者の女
教師も彼が死んだものと思って同僚に押し倒されたりして。。。
フィクションとはいえ戦争中の出来事とか、人間の口から出るかたちに
うまくまとめられていて、現実感がありました。若者、中高年の観客を
区別しない作品内容をどうやって考えるか不思議ですねえ。
4月5日 乞局「こつぼねんど」 ウッディーシアター中目黒 2200円
番外3本立て公演でした。1本目。町おこしの企画として、どこにも入
れるフリーパスを売り出したが、観光客が一般の家にも来るので住民か
らは苦情がきて観光課で対策会議をおこなっていた。そこへ観光客がや
ってきて、はじめは楽しく話をしてるのだが。。。2本目、ある密室で
宗教団体の集まりが開かれている、いろいろな形式で議論がおこなわれ
1人の男が追い詰められてゆく。。。3本目、やたら能天気なミュージ
カル劇団に洗脳された兄を助け出すためにアリスは劇団に乗り込んだが
。。。
2本目だけが内部作品ということでこの劇団らしい作品で、1本目と3
本目がチャレンジ傾向の作品でしょう。アンダーグラウンドの呪いにと
りつかれているような作風は憎めないものがあります。
どうでもいいけど、ミュージカルねたをW大に振らなくてもK大出身の御
大の方が突っ込み甲斐があると思うんだけど。
4月6日 New Three「結婚狂想曲」 千本桜ホール 2000円
T-CUBEから改名して初の公演とのことですが、初めて見ました。金持の
おぼっちゃんと格闘技好きの娘の結婚式が始まったが、新婦と新郎の母
親の戦いが早くも始まり、結婚式をつぶそうとする幼なじみまであらわ
れ。。。
ありがちなドタバタものでしたが役者はみんなうまかったです。披露宴
の控え室にかわるがわる現れる人々というスタイルを出しているとは思
うのですが、場面の切り替わりがいまひとつスムーズでなかったかなあ。
4月12日 天然スパイラル「つまさき立ちの女」 シアターグリーン 2500円
はじめてみました。謎のバー竜宮城には、さまざまな女がたむろし、女
についての持論を語る。。。
5つの話のオムニバスもので、どれも微妙な強烈でした。文章では何が
どう面白いか説明できないのですが、意表を突く本音が語られているこ
となのかなあ。かっこいいばかりではありませんでしたが、音楽や音質
が工夫されているなと思いました。
4月12日 Beans「風のオルフェウス」 TOPS 3500円
はじめてみました。再演だそうです。宝塚歌劇のある組の3or4番手スタ
ーのファンクラブは、トップの引退が近づき新セカンドになれるかどう
かで有力支援者の獲得やイベントの準備でおおいそがし。あらたにスタ
ッフを増やしたものの彼女はファンクラブのシステムを理解してなくて
スターさんに会えることだけを楽しみやってきたらしい。。。
私もときどきは宝塚みますが、トップクラスでない人でもファンがまと
まっているのが、好きな人は違うな程度にしか思ってませんでした。ラ
サール石井がどこから仕入れて書いた話かわかりませんが、良くできて
ますね。セットでなんで配管がむき出しになっているのかも不思議でし
たが、あんなオチになるとは。。。
4月13日 東京P.R.O「PSYS〜ココロのカタチRebirth」 千本桜ホール 2000円
2年振りの公演だそうで、1998年に初演された作品です。多重人格の治
療として人の精神に入り込める能力を持った人を患者のココロに送り込
んだが戻ってこない。医師たちはもうひとりの能力者を送りこんだが、
彼は人のココロに対して強制的な治療をおこなうことに疑問を持ってい
て。。。
医療としての精神ものはクールな作りのものが多いけど、この作品はゆ
かいなキャラの人格たちが出てきて派手に暴れまわる大胆な内容です。
引き込まれるほど面白いというわけでもありませんが、ギャグでない
ところの動きがよく考えてあるなと思えるところがありました。
4月19日 1mg「Potofu」 ウェストエンドスタジオ 2000円
作成中。
4月19日 ミルク寺「ボン太とボン子の冒険」 シアターグリーン 共通券
作成中。
4月20日 超然天「蘇生」 千本桜ホール 1500円
作成中。
5月4日 Acetylene Love「seeds of cry」 千本桜ホール 2500円
作成中。
5月5日 FEVER DRAGON「BLACK EYE'S」 芸術劇場小1 3300円
作成中。
5月5日 Oldies Theater「さくら」 シアターグリーン 共通券
ひさしぶりに見ました。事故なので意識不明になった人がやってくる、想えば願いが
叶う国があり、勇者対敵の戦いが繰る返されているが、敵の方が予めストーリー展開
を決めて現れる。姫を救い出すこと、魔王を倒すこと、この世界を抜け出すこと、こ
の世界を守ること、いろいろな目的が交じり合い。。。
東京サギまがいという劇団からの客演の方が多いという状況でしたが、劇の感じは以
前とあまりかわっていなかったです。不思議なSFもので、精神的なアクションをも
りだくさんですが、もう一歩心情的なところを追求してほしかったです。
5月11日 暗黒銀河団「沈没」 千本桜ホール 1200円
はじめてみました。ある地下室に1人の奇病の男がひきこもって生きている。彼の
面倒をみているのは、血のつながらない姉で、医者も彼の社会復帰は無理だと言って
いるが、姉は食べ物を運んだり話相手を続けている。そこへ近くの刑務所から脱獄し
てた2人組があらわれ、一緒に復讐しようと云う。。。
ひきこもりや人間関係については現実味があるんだけど、病気のことや登場人物の言
動はかなりアブノーマルで、現代戯曲らしい過激さをもっている。しゃべっている人
物以外の反応や表情が的確につくられていて密度が濃かった。手の込んだ戯曲が好き
な人にはおすすめしたい団体かも。
5月14日 アポロ「俺たちに明日はある」 明石スタジオ 3000円
ときどき見てます。元陸上選手だった連中が箱根駅伝と同時刻に中仙道を
走ることを計画した。3年前、優勝候補といわれながら箱根駅伝を途中棄権
してしまい走るのをやめた男と出会い、彼を引き込んだがドタキャンされ
てしまう。陸上部が廃部になり競技選手としてはピリオドを打たなければ
ならなくなった女性ランナーが彼らに走るよろこびを教えてくれる。。。
ストーリーはスポ魂熱血ものでありがちなパターンでしたが、約2時間ゆる
みなく演じ続けるのは、あの年齢ではほんときついと思いますがよくやり
ました。ゴールテープのおちへ伏線が、個人的にとても気に入りました。
5月17日 野田地図「オイル」 コクーン 9000円
作成中。
5月18日 「涙の谷、銀河の丘」 新国立劇場中 6300円
久しぶりの松田正隆ものです。原爆で焼け野原になった長崎に、朝鮮から
4姉妹が引き上げてきた。ヤミ米を受け付けない姉と対立した三女は町を
出て行き、人当たりの良い次女は結婚するが、長女と四女は朝鮮や長崎で
の混乱の経験から結婚する気になれず幼い弟を育てた。50年後、四女に結
婚が決まり姉妹兄弟が集まることになったが。。。
商業演劇よりの女優でシリアスそうな本をどう劇化するのか興味がありま
したが、いろいろなスタイルがミックスされたつくりでした。新国立らし
い大掛かりで斬新な効果と、新劇風な場面構成、語られるせりふは人間の
語り言葉で無理な文学化をしない。第三幕が良いという人と、せっかく一
幕二幕で厳しく作ったのが壊れたという人が分かれるように思います。
5月25日 ジャーマン「ロマンポルノは面々」 千本桜ホール 1800円
第2回だそうです。下北沢のあるリサイクルショップは客はほとんどこない
が、常連が毎日長居している。アルバイトの女の子もひまなので出会い系サ
イトのサクラを副業ではじめ、男に気を持たせるメールを次々と書いている。
店長は喫茶コーナーで出す、必殺ブレンドコーヒーや意外と普通なラーメン
の研究に熱心で物品の商売にはあまり関心がなさそう。一見のんきな店員や
常連客だが。。。
短いけどセンス良いつくりでした。人がなぜ、へんな行動にのめり込んでし
まうのかのきっかけがうまく示されていました。
5月31日 The mix party「創る奴ら」 劇小劇場 3000円
旗揚げ公演といっても、かなりキャリアのある人たちの集まりのようです。
夢の世界には夢を創る職人がいて、人間が幸せになるような夢を見せている。
しかし、担当する女性が彼の浮気を知って別れてしまったことから職人チーム
はお役所から目をつけられ解散のピンチに。。。
あまりきっちりした台本で劇をやろうとしない狙いのようで、かなり変な設定
だけ決めて後はなりゆきにまかせたような内容でした。小ネタで所々は笑える
のですが、夢職人の物語なのか夢を見せられる人間の物語なのかもはっきりし
ない漠然としたものでした。刺激が強い本にみんなが飽きてきたら、こんなス
タイルが主流になってくるのかもしれないけど、今のところはあまり受けない
んじゃないかなあ。
5月31日 NYLON100℃「Don't trust over 30」 青山劇場 9500円
ひさしぶりのナイロンです。公演中ので内容はいずれまた。
グループサウンドの時代を扱ったミュージカルということですが、ナイロン
ですから青春熱血ものじゃありません。単に楽しいものでもありません。
でも、私としては時代を超えた街と人間の関係なんかがするどい所がよかっ
たと思っております。「オイル」より満足してます。
6月8日 永山組「鋼鉄の棺」 千本桜ホール 2000円
たぶん初めてみました。特攻隊の生き残りという老人が講演をおこなうため
にスタッフと打ち合わせをしている時、実は名乗っている名前は自分ではな
く、出撃を命じられた回天搭乗を代わってくれた男の名前であることを告白
する。。。
戦争もので、演技の濃さを見せるつくりなので、いまどきの演劇としては演
出センスは最悪の部類でしょうね。でもだんだん引き込まれてしまって見い
ってしまいました。2文字熟語では言い表せない、演劇ならではの良さが味
わえる内容でした。
6月14日 モーニング娘。「江戸っ娘。忠臣蔵」 明治座 12000円
2年ぶりのモー娘です。お城のお姫様が楽しいことを求めて町へ出かけ、か
わらばん屋の姉妹と友達になる。お城の中の武士の事を話し、かわらばんに
なってしまったため、武士が激怒し娘をさらっていってしまう。。。
時代劇ミュージカルということで派手な踊りやドタバタもありましたが、時
代劇なれした劇場で作ってるだけあって、予想していたよりは渋かったです。
役者の演技をしてるのはなっちだけだけど、みんなそれぞれ持ち味を生かし
た見せ場がありました。新加入の藤本も即戦力と認められるだけあってなか
なかいいキャラもってます。
6月29日 零式「バイソンの足」 新生館スタジオ 2500円
はじめて見ました。女の足のようなものがはみ出しているドラム缶を転がし
海を目指す男がいる。コンクリート詰めに関係ありそうな女や、ドラム缶を
シンボルとして留めようとする町の人たちがあらわれ。。。
ひさびさにハードな不条理ものをみました。最近あちこちで殺人や自殺があ
り、つぎつぎと新しい事件が告げられ、同じような報道が繰り返されている
と、重要なことを見落としたり、見ようとしなくなっている人の危険さ、み
たいなものを感じさせてくれました。美術や音楽も良かったです。
ただ、後半終わりそうで終わらない流れが続いたので、もうすこし大胆な転
機みたいなものがあってもよかったかなあとおもいます。
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