2001年の演劇まとめ
2002/01/27
2001年のまとめです。善し悪しの根拠を語るよりどころを失ってるようで、ピック
アップは年末にしていたのですが、コメントがかけずにいました。ただ感じている
ことは、2000年までにエスカレートしていた直接的な厳しさから、新しい人間の価
値観の模索がはじまっているようで、演劇界のたのもしさを感じます。しかし不景
気で赤字が多いせいか、公演を本当に楽しそうにやってるところがあまりないよう
に見えました。これから物質以外の価値として見直してくれる人が増えるといいん
ですが。
いつものごとく、うまいへたとは別次元で選ばせていただきます。
2001年はこれだという作品
多くの人に支持されるかどうかはわかりませんが、創意にあふれていたと思うものです。
- 05月 Funny*Flying*Fish「檸檬」 銀座小劇場
ネットコミュニケーションの今っぽさをさりげなく書いた感じが良い。
- 08月 天才ホテル「Les Hydropathes」 シアターブラッツ
完成度は遠いけど、挑戦的な音楽つくりの面でミュージカルの代表にします。
- 10月 ピンスパイラル「風車の姫」 池袋小劇場
アナクロでとびきり変な理屈だけど、全員がテーマと戦っているいきごみに。
オリジナル
小劇場でも、うまいのが普通になってしまったので、なんらか他と違うはじけたこと
をやってくれるとうれしいです。
- 01月 オリガト・プラスティコ「カフカズ・ディック」 本多劇場
企画もおもしろかったが、文学してるのが気に入りました。
- 02月 TRASHMASTERS「TRASHMASTERS ON THE FLY」 タイニイアリス
ハイテンポ劇の新しい流れだろうか。
- 05月 Mt.BOK'75「ポッポネルネル」 アゴラ劇場
いっぱんには使われない言葉が異質をつくりだしていた。
- 05月 1mg「rush」 MOMO
ちょっぴり大人の味がした。
- 07月 Millioness「Time Slip Shooting Star」 千本桜ホール
へんなSFで、ひさびさんのヒット。
- 10月 GRASSHOPPER 「ばらいろ蝶」 明石スタジオ
キツイ系の中では好みだったのですが、これにて解散。
- 10月 ペピン結構設計「地獄」 麻布die pratze
新感覚のナンセンスなのかも。
- 10月 ワンスモア「八岐大蛇」 サンモール
歴史物はこれくらい骨太なのがいい。
- 11月 麦「飛び散った蝶たち」 東演パラータ
今、1970年代を語る意味はわからないが、ともかくおもしろかった。
- 11月 遊演地「ムーンライト・プリズナー」 千本桜ホール
語っていたことが、個々には忘れたけど、重さがあった。
名作
外国の名作をあまり見なかったためでもありますが、印象強かったのは日本のちょっと
古い作品でした。
- 01月 富良野塾「今日、悲別で」 アートスフィア
ゆるぎなさから来る透明感が貴重です。ひんぱんに見たいとは思わないけど。
- 02月 TTCドラマスクール「キューポラのある街」 深川江戸資料館
内容は古いけど演技は新しかった。
- 09月 燐光群「ブレスレス」 シアタートラム
見たかった作品で、これが社会派といわれていたころの燐光群なのかと納得。
ミュージカル
小劇場ミュージカルも毎週、どこかで上演されているくらい団体が増えました。でも
固定観念とおりというのが多かったようにも思います。
- 03月 スイセイミュージカル「ONLY ONE」 サンモール
スイセイは活動期間のわりに役者年齢がけっこう高いので、ただうまい時と吹っ切れて
いるときの感触がかなり違うけど、この時は切れまくってました。
- 09月 Stage97「ジャンヌ・ダルク」 サンモール
ダンス系ポップスのノリと大人数シーンの迫力が東京の劇団にはない大胆さでした。
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