1996年に東京都内と周辺で上演された演劇、ダンスでよかったと
思うものについてです。

にしかどさんのところへ投票しようとおもったんですが、ほとんど
マイナーなものしか観ていないような気がしてきたので投票は遠慮
してこちらに紹介させていただきます。

その1 Zinjanthropusboisei 「青い太陽は孤独の象徴なの??」 
                                          東京芸術劇場小1 7月
 
 美術の質の高さがよく評価されている劇団ですが、私としては抽象的に
 モデル化 された人間のとらえかたがとても気にいってます。台本も起承
 転結的にストーリー があるわけでもなく、山場かなと思った後も長々と
 続いて終わりそうで終わらない不思議さ。明快な解決があるわけでもなく、
 好き嫌いが別れる作品だと思います。本当に良く考えてあります。
   
その2 KHART 「狂ヒ桜」 神楽坂 Die Pratze 10月

 再演だそうですが、初めてみました。アナクロな不気味さと、音として
 の台詞の美しさがかみあった大作だと思います。有名所のスタイルを足
 して2で割った観もないとはいえませんが、あれだけの重厚な出来は作
 者の力を感じさせます。演技のほうは、舞台に立つ数が減ってるためで
 しょうが、少年役に違和感無しとはいかないようです。

その3 音楽座 「マドモアゼル・モーツァルト」 青山劇場 3月

 96年に見た数少ない大劇場の中では、これがピカイチでいた。解散
 公演ということもあってテンションもすごく高かったです。
 音楽の出来も小室哲哉のネームバリューだけでなく、本当に良かった
 と思います。内容的には大劇場のミュージカルとしてはシンプルかな
 という気もしますが、歌がいいですよね。

その4 PGQ 「SWEEP SWEEP 2」 文芸座ル・ピリエ 9月

 初演も見ました。小さい劇場で歌うのってかなり恥ずかしいような気も
 しますが、こういうミニミュージカルってもっと多く公演があってもいい
 と思います。ストレートプレイはいくら面白くても記憶から抜けるし、
 抽象的であればなおさら印象しか残らないけど、ミュージカルナンバーは
 かなり憶えています。それだけ見る人の深い所まで影響できるのではと思
 います。この作品はじっくり90分見ると、からだを動かしたくなるし、
 惰性で生きててはいかんという活力を与えてくれます。見る人側に物語の
 結末があるともいえるかもしれない。
 
その5 瓜南瓜企画 「にくいにくいあなたがにくい」 千本桜ホール 10月

 そんなにうまいとは思いませんでいたが、ナンセンスが私ごのみでした。
 
その6 カール組 「a boy」 千本桜ホール 12月

 千本桜ホールでいままで見たなかで1番、大道具がちゃんと作ってありまし
 た。演技も超精密で、ちょっと弱気な主人公とか目茶苦茶味がよかったです。

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